飲食業と他の業界で差がつくのはおかしい。
——外食産業で起業した理由を教えてください。
石丸 進 社長(以下、石丸と表記):実はそれほど熱い気持ちがあったわけではなく、料理の世界なら食いっぱぐれる心配はないな、というくらいでした(笑)。でもやってみたら、労働時間が長い、休みが取れない、厨房が熱すぎるなど、過酷な業界ということが分かり、何とかしなければと思いました。
——具体的にはどんな取り組みをしたのですか?
石丸 :まずは週休2日制の実施です。土日は難しくても、平日に連休で休めるようにしました。しかし、単に人数を増やしては一人一人の収入が減ってしまいますから、厨房を徹底的に改善し、無駄のないワークシステムを形成しました。具体的には、冷房や休憩室の完備、熱効率の良いオール電化調理器の導入などですね。
——石丸社長が職場環境を重視する理由とは?
石丸 :調理や接客が好きでたまたま飲食業に入った人と、同じようにある分野が好きで、環境の良い業界に入った人。好きな気持ちは同じなのに、業界の成熟度が違うばっかりに、その後の人生に差がつくのはおかしいのではないか、と思ったんです。
そもそも、仕事がきついと思いながら、笑顔で接客するのは困難。社名の「サルーン(saloon)」は、「居心地のいい空間」という意味があります。居心地のいい空間にお客さまをお迎えし、明日の活力になるステーキや肉料理を味わっていただく。これは、働く人が心身ともに健康であって初めて叶うことです。
——キャリアステップや待遇はどのようになっていますか?
石丸 :当社は教育制度や評価制度を早い時期から整備しているので、一人一人の努力次第で目指すポジションに行くことができます。また、利益の20%をボーナスに当てることを明言し、額も全面公開しています。
「従業員が自分の職場を誇りに思える会社」が理想。
——サルーンが目指す会社の理想像を教えてください。
石丸 :私は、サルーンを大企業にしたいとは思いません。適正な待遇、適正な環境で、従業員がやりがいを感じながら、お客様を幸せにするお手伝いをする。「従業員が自分の職場を誇りに思える会社」が理想です。
——経営に対する考え方を聞かせてください。
石丸 :経営者の中には、売上がよくても「まだまだ頑張れ」「危機感を持て」と社員を叱咤する人も少なくありません。しかし、成果が出たら認める、褒めることも大切。それが本当の「生きた経営」につながってくると思います。
——求める人物像は?
石丸 :夢やロマン、希望を持っている人。たった一人の、たった一回きりの人生。好きな仕事を、好きな人に囲まれ、恵まれた環境でしたいじゃないですか。私は、当社に入った人にはぜひそれを実現してもらいたいと思います。
失敗はしてもいい。成功するためなのだから。
——大切にしている言葉はありますか?
石丸 :20代で会社を立ち上げるときに作った言葉があります。
「失敗を恐れてはいけない。失敗を恐れず執念と根性で立ち上がる時、必ず成功が生まれる。その成功は自信を生み、自信は能力を形成する」
——どんな想いを込めたのでしょうか?
石丸:失敗はしてもいいんです。成功するためなのですから。転んで自分の力で立ち上がろうとする時、私たちは何かを学んで成長する。人はそういう生きものです。
私は「成功はすべて皆さんのおかげ、失敗はすべて自分の責任と思いなさい」とよく言います。なぜなら、成功は周囲の人の支援や応援のおかげで「成功」という形になっているから。一方で、失敗のほとんどは、誰の忠告にも耳を貸さないために起こっています。たくさんの人の知恵、教訓、思いやりを胸に、気合いを入れて行動するからこそ、成功につながるのだと思います。
——今後のビジョンを聞かせてください。
石丸 :直近では、30店舗達成を目指すこと。また、今は大手の外食企業も人手不足の問題を抱えています。そんな時だからこそ、サルーンが「人を大切にし、人が生きるのにふさわしい環境を整えた職場」であることを皆さんに知っていただきたいと思います。さらなる未来へ向け、共に力を尽くしてくれる方との出会いを楽しみにしています。
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